日本語教師学科(文化・教養専門課程)

●学科の特徴●

・初心者でも基礎から学べる「日本語教師養成コース」
 日本語を母語とする方を対象としています。理論から実践に至るまで、懇切丁寧に指導します。
 日本語教師養成に関する文化庁指針の学習内容をもとにカリキュラムが組まれています。
・充実した「模擬授業」「実習体験」
 グループの日本語学校が3校あり、教室で学んだ知識を試すことができます。授業見学や教案作り、
 模擬授業やフィードバックを繰り返すことで、実践経験を積んでいきます。
・「日本語教育能力検定試験」対策カリキュラム
 毎年10月に行われる日本語教師資格の一つである同試験の対策を、2年次のカリキュラム内に編成しています。

●英語ができないけど日本語教師になれますか?というあなたに●

 我が国で生活を共にする外国人の数は、年々増えています。外国人看護師・介護士の受入れに見られるように、
日本の未来を支える担い手としても、外国人の力が求められています。これからの「多文化共生社会」の土台を
形成するのも、日本語教師の務めなのです。
 日本国内の日本語学校などでは、媒介言語を使わずに、「日本語だけで」日本語を教えているところがほとんどです。
もちろん、少しは英語もできたほうが良いですが、英語が上手に話せなくても大丈夫です。

●カリキュラム●

日本語学・日本語教育学の文法
教えるための日本語文法を懇切丁寧に教えます。 似ている言葉の文法的な違い、文脈的な使い分けなど、わかりやすく教えていくための文法を指導します。
言語学・音声学・社会言語学
言語を多面的にとらえ、専門的に分析する手法を学びます。教えるときにも役立つような幅広い知識と視野を養っていきます。
言語教育学・外国語教授法
魅力のある授業とは何か。教育心理や教授法の基本だけでなく、人前で話すコツ、わかりやすく説明するコツなどを、ベテラン教師が指導します。
映像を通した日本文化学習
日本の映画や広告などのメディア情報を通して、「日本らしさ」とは何か、「日本文化の特徴」とは何かを一緒に考えていきます。今と昔の日本の姿、日本人が描く日本像を確認していきます。。
日本事情・ビジネス教養
日本地理や歴史など、日本語教師として知っておくべき日本事情を学びます。また、日本社会におけるマナーやビジネスレベルで必要な教養を身につけていきます。
授業見学・教育実習
実際の授業を見学することで、授業ノウハウを学んだり、問題意識を育成したりします。また自ら立てた教案に基づき、授業を行うことで、教えることの難しさと向き合っていきます。
卒業研究
日本語や日本語教育などに関する分野から、自身が研究したい問題を見つけ、実際に研究を進めることで、分析する力を養っていきます。

 

・1週間の時間割〈1年生:例〉

1年次
 
9:00~10:30 日本語教育学入門 日本語初級指導法 言語学・社会言語学 日本語初級指導法 日本人・日本文化論
 10:40~12:10 日本語の音声 ビジネス教養講座Ⅰ 異文化理解 言語教育と言語学習 日本語
中上級指導法

 

日本語教師になるには… 日本国内で働く日本語教師は、以下のいずれかの条件を満たすことが求められています。
・(四大卒)大学において日本語教育を 専攻または副専攻

・(四大卒)文化庁国語課に届出が受理された日本語教師養成講座を修了
・日本語教育能力検定試験に合格

 

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